インターホンのおすすめは機能や目的で選ぶ!特徴をわかりやすく紹介
インターホンのメーカーや種類は意外と豊富で、どの製品にしようかと悩む方も多いと思います。カメラ機能に加えセキュリティなどさまざまな便利機能が付属されているものもあるので、ご家庭の状況や用途に合わせて選ぶことが大切です。価格だけで選ぶのではなく、機能や防犯性能の観点から見ることが必要でしょう。また、目的があればそれに合わせた選択をしましょう。
今回はインターホンの主な種類と機能をご紹介します。また目的別にも紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。
現在さまざまな機能の付いたインターホンがあります。昨今のインターホンは主に4種類に分けることができます。1つ目は従来のインターホン、2つ目はカメラ機能付きのインターホン、3つ目はセキュリティ機能付きのインターホン、4つ目はワイヤレス機能付きのインターホンです。ここではそれぞれの機能の紹介、どのような人に好まれるかなどを紹介していきます。
従来からあるこのタイプは来客をお知らせする呼び出し機能、その際の通話機能のみが付いたドアホンです。カメラが付いていないためインターホン前の映像を見ることはできず音声でのみ会話を行うタイプです。
安値でインターホンを取り入れたい場合や、とりあえず手軽にインターホンを設置したいという方におすすめのタイプです。こちらのタイプを使用している方が以下の3種類に変更するというパターンが多くあります。
こちらのタイプは従来のインターホンにカメラ機能が加わったテレビドアホンと呼ばれるタイプです。カメラが付いているため来客が誰なのかを判断するだけではなく、写真を撮れるものや動画の撮影ができるものもあります。取った写真や動画をSDカードへ保存できるタイプもあります。
カメラで来訪者を確認したいという方や、音声のみのインターホンでは不安があるという方におすすめのタイプです。
こちらのタイプはカメラ機能のついたインターホンに、さらにセキュリティ機能が搭載されているタイプです。インターホンとは別に玄関や窓にセンサーを設置し、そのセンサーに連動して非常時に音声で通知される機能などがついています。スマートフォンと連動させることができるタイプもあります。
カメラによって来訪者の姿を確認したいという方、自宅のセキュリティ強化をしたいという方におすすめのタイプです。
こちらは上記3種類の配線がなくなったワイヤレスタイプのインターホンです。配線がなくなることで配線工事の手間が減り、簡単に個人で設置することができるというタイプです。電波によって通信をするため建物の状況や構造などによっては通信が難しくなる場合があるため注意が必要です。
個人で設置できマンションやアパートなどの賃貸住宅にも簡単に取り付けることができるため玄関にインターホンのなく設置したいという方などにおすすめのタイプです。
上記で説明した機能の他にも、近年のインターホンにはさまざまな便利機能があります。中には住宅のセキュリティを大きく強化させるものもあり、小さなお子様がいるご家庭や女性の一人暮らしなどに適した機能もあります。ここではそれらの機能の説明と、その機能によってどのような効果が得られるのかについて説明します。
ボイスチェンジ機能がついたインターホンがあります。インターホンの親機から対応する場合に使える機能です。女性や子供の声を成人男性のような声に変化させることができるため、女性や子供が一人で在宅している場合でも、来訪者には家に成人男性がいるかのように思わせることができます。ボイスチェンジ機能によって防犯性能の向上が見込めます。
これまでボタンで操作していた部分をタッチパネル操作にしたものです。それによってシンプルで直感的な操作をしやすくなります。ボタン部分がタッチパネルになっているものもありますが、多くは液晶画面部分もタッチパネルになっています。快適にタッチ操作できるように液晶画面は大きなものを選ぶことをおすすめします。
広角レンズは通常のレンズよりも広い範囲を映すことができます。通常はカメラの付いている位置から正面90°程を映せましたが、広角レンズを使用することでカメラの付いている位置から170°近く移すことが可能になります。そのため従来では死角になっていた場所まで見ることができるため、来訪者の容姿や人数、外の状況をより正確に把握しやすくなります。
こちらはインターホンと玄関の鍵が連動しているものです。インターホンを操作することで玄関の鍵の施錠や開錠をすることができます。家に入り鍵をかけ忘れたという場合に玄関へ戻らなくても、インターホンを使用することで簡単に施錠できるというものです。操作はインターホンの親機だけでなく子機からも行えるものもあります。
録画機能付きのインターホンは、玄関子機についているカメラを使用して来訪者の録画を行えるタイプです。録画機能には静止画タイプと動画タイプがあります。静止画タイプは連続で静止画を取るものやチャイムが鳴った際に撮影されるものなどさまざまなものがあります。室内のインターホン側から操作しなくとも自動で撮影される機能がついている場合が多いため、留守中の来訪者を帰宅後に確認することが可能です。
インターホンとは別に設置されたセンサーがインターホンと連動するタイプです。主にドアや窓にセンサーを取り付け、開かれると通知されたり警報音が鳴ったりするというものです。泥棒の侵入などを通知してくれるためセキュリティの向上に適した機能です。
センサーの設置されている位置とインターホンが遠い場合はワイヤレス中継器などを使用し通信距離を延長させることもできます。
さまざまな機能がありどれを選ぼうか迷ってしまうという方も多いと思います。予算や建物の状況などで決めるのが一番よいですが、それでも決められないという場合は目的によって選ぶ方法もあります。ここではさまざまなシーンや目的とそれに合わせたインターホンの機能を紹介していきます。
勧誘者や営業マンの営業がとても多く困っているという方もいらっしゃると思います。宅配便かと思い、出たら営業だったということもあるようです。カメラを付けておくことで事前に営業マンか宅配かなどを確認することもできますが、まず訪問されることを避けたいという場合にはカメラでの撮影機能や録画機能がついたものがおすすめです。
従来のインターホンは撮影などもされないため気軽に訪ねることができました。しかし録画機能がついていることで警戒し訪問回数が減る場合があります。あわせて「録画中」や「訪問お断り」などのシールを張っておくことでより効果的です。
現在のインターホンはさまざまな場所と連動することができます。セキュリティ機能付属のものは、ドアや窓の開閉だけではなく火災報知機やお風呂場の緊急時などもお知らせするものもあります。また、室内親機と接続できる監視カメラもあるので合わせて使用するとよりセキュリティを向上させることができます。監視カメラの録画機能も搭載することができるため便利です。
最近のインターホンの子機は電話やファックスにも対応しているものがあります。電話がかかってきた場合などもインターホンの子機が近くにあれば出ることができ、誰かが訪ねてきたときはその子機でそのまま対応することができるため非常に便利です。
しかしそれぞれの機器がインターホンとの連動に対応していなければ連動させることはできないため、新しく取りそろえる場合は費用がかさみやすいです。引越しのために家電などを一新したいという場合や、古い家電を買い替えるのであればそのタイミングで導入してみるのもよいでしょう。
さまざまな種類のインターホンを紹介してきましたが、インターホンの機能を決めるポイントは以下のようになっています。
・室内から来訪者を確認したい場合にはカメラ機能付きインターホンが便利
・自宅のセキュリティを強化したいという場合にはセキュリティ機能付きインターホンが便利
・個人で取り付けを行いたいという場合にはワイヤレス機能付きインターホンが便利
・ボイスチェンジ機能、広角レンズ、録画機能、センサー連動など防犯を向上させる機能がある
・セキュリティや便利さなどなにを目的とするかによって選ぶ手段もある
便利な機能が多くあるためどの機能を付けようか迷う方も多いと思います。迷った時にはこれらのことをポイントにして自分の目的に合ったインターホンを選びましょう。