インターホンの設置工事をしよう!取付方法や選び方・費用相場も
新しく買ったインターホン、自分で取り付けができるなら自分でしたいと思う方もいらっしゃるでしょう。インターホンの種類によっては、自分でおこなうことも可能です。
それは、配線工事をおこなわなくても、取り付けることのできるインターホンがあるためです。そこで今回は、自分でインターホンの設置工事をする方法と注意点をご紹介します。あらかじめ方法を知っておくと、電気の事故を防げるため安心して作業ができるでしょう。
目次
まずはインターホンの設置方法と、安全に作業するための注意点について見ていきましょう。ご家庭に取り付けられているインターホンが、どんな種類かの確認も必要となります。
はじめに、家についているインターホンをチェックしてみましょう。インターホンの種類によっては、ご自分でも簡単に設置工事ができるかもしれません。
それは配線工事が不要なインターホンであれば、可能でしょう。電源プラグ式インターホン、乾電池式インターホンは、コンセントに電源プラグを入れれば使えますので、配線工事が不要です。
ご自身でインターホン設置工事ができるかどうかは、電源プラグコードがあるかどうか、または乾電池を入れるところがあるかどうかで見分けがつきます。
次に、電源プラグ式インターホン、または乾電池式インターホンを既設のものを取り外し、新設する方法をご説明します。感電するおそれがありますので、かならず現在お使いのインターホンの電源を切ってから作業をしてください。
【玄関子機の取り外し、取り付け】
1.ネジをゆるめて、既設の玄関子機を取り外してください。
2.壁に、新しい玄関子機を取り付けるための枠をネジで留めます。
3.玄関子機本体に配線を接続してから、取り付け用の枠にはめてセットします。
【親機の取り付け】
1.既設の親機の電源プラグを抜いて、親機を取り外してください。
2.壁に、新しい玄関子機を取り付けるための枠をネジで留めます。
3.親機本体に配線を接続してから、取り付け用の枠にはめこみます。
4.電源プラグを接続したら、設置は完了です。
新設するインターホンにカメラが付いている場合は、カメラの位置や角度をふまえて設置してください。正しく取り付けられていなければ、来訪者を映せなくなるためです。角度を何度か変えてベストな位置を探しながら、調節をしましょう。
またお住まいのご自宅が賃貸物件である場合は、管理者に設置の許可を得るようにしましょう。許可なく設置して建物に損壊が生じたときは、原状回復責任を問われる場合がありますのでご注意ください。
電源プラグ式インターホン、または乾電池式インターホンであれば、ご自身で取り外しが可能ですが、なかにはご自身で設置工事ができないインターホンもあります。ここでは、自分で工事ができないインターホンがどのようなものかをみていきます。
ご自身でインターホン設置工事ができない種類は、電源直結式インターホンです。電源プラグ付きコードが付いていない、または乾電池を入れるところがないインターホンは、電源直結式インターホンになります。
他にもガス感知器など、すでにお使いのインターホンが他の機器と連動している場合は、ご自身で新たなインターホンに取り換えることは難しいでしょう。また、集合住宅でオートロックと連動しているインターホンなどは管理者側が一括で管理をしているため、入居者個人での設置はできないのです。
配線工事をおこなうには、「電気工事士」の資格が必要です。電気工事士は、電気工事に従事するための資格で、電気による事故や災害を防ぐための高い知識をもっています。
電気工事について知識をもたないまま、設置をおこなうのは感電するおそれがあり、大変危険です。そのうえ、資格をもたずに電気工事をおこなうのは法律違反になります。かならず資格をもつプロに依頼してください。
電気工事士にインターホン設置を依頼するときは、ぜひ弊社サービスをご利用くださいませ。インターホン110番は、電気工事士の資格をもつプロのご紹介しております。
受け付けはお電話でもメールでも、毎日24時間承っております。お気軽にいつでもご連絡ください。
現在のインターホンの機能は大変充実していますので、ひとり暮らしからファミリー、ご高齢の方まで、それぞれのご家庭にあった種類を選べます。一方で、最低限の機能しか必要としない方もいらっしゃることでしょう。ここではインターホン設置工事のときに知っておきたい、インターホン本体の選び方をご紹介します。
インターホンは大きく分けての3種類があります。ドアホン、テレビドアホン、ワイヤレスドアホンです。
ドアホンはチャイムなどの、呼び出しと通話ができる基本機能のみを備えたインターホンです。テレビドアホンは、ドアホンの機能に加え、モニターで来訪者の顔が確認できるものです。ワイヤレスドアホンは、配線がないドアホンです。子機は電池式、親機はコンセントをさして電源をとるタイプなので、ご自身で設置工事ができます。
インターホンをもっと便利に使いたい方には、子機付きのものやスマホ連動のものがおすすめです。スマホ連動型は、外出先でもスマートホンの画面で来訪者の応対ができます。す。自分の部屋で用事を済ます、家事をしているなど家の1か所にとどまっていない方は、持ち運びができる子機があると便利でしょう。
防犯対策がしたいときは、モニターがついたテレビドアホンがおすすめです。大画面タイプや広角レンズのモニターは、万が一起きた玄関でのトラブルもしっかりととらえてくれます。大画面のモニターは玄関周りの広範囲を映せますし、広角レンズは、カメラから隠れるようにして玄関に立つ不審者もしっかりとらえることができます。
コストを抑えたいならドアホンがおすすめです。来客がほとんどなく、関係者だけの出入りが多い事務所など、音で知らせてくれるだけでよいのであれば、基本機能のみを備えたドアホンで十分かもしれません。
インターホンを選ぶ基準は、ひとり暮らし、来客が多いなどライフスタイルにあっているかどうかです。しかし、現在インターホンの機能は多岐にわたっており、ご自身では選びきれないかもしれません。
希望にそったインターホンを選ぶ一番の方法、それはインターホンのプロに相談することです。さまざまな設置事例があるプロであれば、きっとご満足いただけるインターホンを提案してくれることでしょう。また取り扱い機種が豊富ですので、必要な機能やご予算に応じてインターホンを選んでもらえます。
ここでは、自分で設置する場合と、業者に設置工事を依頼した場合の費用をご紹介します。もしご予算があえば、業者にインターホン設置工事を依頼することも検討できるでしょう。
自分で設置する場合かかる費用は、インターホンの本体代金のみです。本体の価格は数千円から50,000円ほどと差がありますが、その理由はメーカーや機能、発売時期で異なるためです。
プロに依頼する場合の費用相場は配線工事が必要ない場合は、インターホンの本体代金と設置費用が必要になります。設置費用は5,000円~10,000円ほどが相場のようです。
配線工事が必要な場合、一般的に費用は本体代金や設置費用のほかに、配線等部品代が約1,500円~かかります。設置する場所の状況や工事内容によっては、このほかにも追加料金が発生することもあります。取付工事費に加え、すき間をふさぐコーキング作業(1か所約1,000円~)など別途費用が必要となる場合があるでしょう。
また、依頼する業者によっては出張費が必要になることもあるでしょう。出張費の相場は、約2,000円です。業者によっては移動距離が長ければ長くなるほど、出張費が高くなる設定の場合もあるので、必ず依頼をする前に確認をするようにしましょう。
業者に相談をすると、予算や目的に応じたインターホンの提案をしてもらえます。なるべく安くインターホンをつけたいとき、もしメーカーにこだわりがないのであれば、型落ち品やセール品などから必要な機能だけを備えたもの提案してもらえるでしょう。
複数業者から相見積りをとることもおすすめです。インターホン110番では多くの業者と提携しておりますので、複数社の見積りを一括で比較するサービスがございます。ぜひご利用くださいませ。
インターホンの設置工事について、取り付け方法や選び方をご紹介しました。ドアホン、テレビドアホンなど種類はいろいろありますが、ライフスタイルにあったインターホンを選ぶことが大切です。
電源プラグ式インターホンと乾電池式インターホン、この2種類はご自身で設置工事ができます。しかしこのほかのインターホンは、電気工事士の資格をもった業者にしか工事ができません。
ご自身で設置できないインターホン、またはなるべく安くインターホンを設置したい方は業者にご相談ください。安全に設置工事をおこなってもらえますし、ご自身で探すよりも、豊富な種類からインターホンを選ぶことができるでしょう。