インターホンは自力で設置できる!DIYする時の方法は?
インターホンの交換や設置はとても難しそうで業者へ依頼するものだと思っている方はいらっしゃいませんか?
実は自分でインターホンの交換や設置を行える場合があります。使用しているインターホンがDIYで取り換えられる種類なのかどうかを確認し、取り換え方について確認していきましょう。
自分で取り換えることで専門の業者に依頼するより費用を抑えることができます。
しかし場合によっては資格がどうしても必要なインターホンも存在するため注意が必要です。
ここではどのような種類ならDIYで取り換えができるのか、取り換えの方法や取り換え時の注意点について紹介していきます。
インターホンの取り換えをお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
現在どのようなタイプのインターホンを使用していますか。
インターホンは種類によって自力で取り付けできるタイプとできないタイプとがあります。使用しているインターホンのタイプを知ることで、自分で取り付けできるのかどうかを知ることができます。
ここでは自力で取り付けることができるインターホンの特徴や自力で設置可能かどうかを判断するためのチャートを紹介します。
電力を供給するための配線工事が必要ないものであれば自分で取り付けることが可能です。
電力をコンセントから供給するタイプの電源プラグ式インターホンや、乾電池から電力を供給するタイプの乾電池式インターホンなどは電気工事をする必要がありません。
このようなタイプであれば自分で取り付けることが可能です。
以下のタイプのインターホンは電気店や業者へ取り付けの依頼をする必要があります。
・電源直結式インターホン
・熱感知器やガス感知器などと連動しているタイプのインターホン
・チャイム
・電話対応のインターホン
・子機のサイズが縦13センチ横10センチを超えているタイプ
・マンションなどの特殊なインターホン
・埋め込み式のインターホン
・電気錠がついているタイプ
自力で設置可能かどうかを判断できないという方は、以下のチャートに沿って取り換えできるかどうかを確認しましょう。
●チャイムを使用している場合
・電源コードが付いている:取り換え可能です。
・電源コードが付いていない→乾電池を交換できる:取り換え可能です。
→乾電池を交換できない:電源直結式である可能性があるため
業者への依頼が必要です。
●インターホン・テレビドアホンを使用している場合
・戸建住宅→電源コードが付いている:取り換え可能です。
→電源コードが付いていない→乾電池を交換できる:取り換え可能です。
→乾電池を交換できない:電源直結式である可能性があるため
業者への依頼が必要です。
・集合住宅→集合玄関機やオートロックがある:取り換え不可です。
→集合玄関機やオートロックが無い→電源コードが付いている:取り換え可能です。
→電源コードが付いていない→乾電池を交換できる:取り換え可能です。
→乾電池を交換できない:電源直結式である可能性があるため
業者への依頼が必要です。
●その他の機器を使用している場合:業者へ相談しましょう。
インターホンの取り換えは比較的簡単であるため、業者へ依頼せずに自力で設置しようと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
本来、多くのインターホンは資格を持っていなければ取り換えを行えません。インターホンの取り換え作業には危険が伴う可能性があります。
ここではインターホンの修理や取り換えを行う際に注意すべきポイントについて紹介していきます。
ワイヤレスタイプなどはコートが無いため設置場所が限定されることはありません。
しかし設置位置によっては不便になることもあるため注意が必要となります。
インターホンの設置場所について以下のようなケースに注意しましょう。
・位置が高すぎたため背の低い人が使用しづらくなってしまった
・低すぎる位置に設置したため子供のいたずらに合ってしまった
・角度が悪かったため周囲の雑音を拾いすぎてしまう
・ワイヤレスタイプの電波が届きづらい場所へ設置してしまった
このようにインターホンの設置位置に関する失敗は様々なケースがあります。意外と見落としがちな設置位置ですが、慎重に決定するようにしましょう。
インターホンの位置を調整するために移動する場合や新たに設置する場合、電気工事の資格を持っている人にやってもらう必要があります。
電気工事の資格を持っている人が近くにいない場合は安全のため業者へ依頼するようにしましょう。
インターホンには電気が通っているため安全面への考慮をし、配線工事には特に注意が必要になります。
インターホンの取り換えをする場合には以下のことに注意しましょう。
・精密機器であるため壊さないよう扱いに注意する
・有線タイプの取り付けは感電などの危険が伴うため注意が必要
・安全に作業するためにブレーカーを切ってから作業する
・親機との距離が遠いと電波が安定しづらくなる
・鉄筋、鉄骨の建物、本体と子機の間に鉄板がある場合は電波が届きづらいため注意が必要
・無線LAN機器や電子レンジなどの電波を発するものが近くにある場合は電波が安定しづらい
これまで紹介してきたインターホンの種類や設置条件などによってDIYでの取り換えが可能かどうかを判断できましたか?
上記でDIYでの取り換えが可能だと判断できた方へ、インターホンの取り付け方について紹介していきます。
●親機の取り外し方
・本体を下から上へ持ち上げると簡単に外れる
・ドライバーを使いビスを緩めて電源コードを覆っているカバーを取り外す
・ドライバーを使いビスを緩めて電源コードも取り外す
・端子横のボタンを押しながら端子の配線を外す
●玄関子機の取り外し方
・本体下にあるビスをドライバーで緩めて取り外す
・本体裏のビスをドライバーで緩めて配線を外す
・ドライバーで壁の取り付け枠を取り外す
●親機の取り付け方
・ネジとドライバーを使用して取り付け枠を壁に設置する
・コードの先端の端子の露出が少ない場合はペンチなどで伸ばす
・本体裏のビスを緩めてケーブルを接続する
・本体を上から引掛けるように取り付け枠に設置する
●玄関子機の取り付け方
・ネジとドライバーを使用して取り付け枠を壁に設置する
・コードの先端の端子の露出が少ない場合はペンチなどで伸ばす
・本体裏のビスを緩めてケーブルを接続する
・ネジとドライバーを使用して本体を固定する
借家などの理由によって壁に穴を開けたくない、開けられないという場合、ボルトを使用せずに取りつける方法があります。
ここで使用するのが強力な両面テープと養生テープです。
強力な両面テープを使用してインターホンを壁に設置しますが、壁の塗装がはがれてしまうかもしれないため壁には養生テープを貼っておき、その上から両面テープで固定します。
以上のようにして壁に穴を開けずにインターホンを固定することができます。
この時壁の材質や状況によってはこの方法が不向きな場合もあるため注意が必要です。
インターホンを取りつけ交換するためのポイントは以下のようになっています。
・電源プラグ式インターホンや乾電池式のインターホンは自分で取り付けることができる
・様々な機能と連動しているインターホンや大きなインターホン、電源直結式のインターホンなどの設置や取り換えは業者へ依頼する
・設置場所によっては不便だと感じたり電波が届きづらくなったりすることもあるため注意が必要になる
・インターホンは電流が流れているためブレーカーを切って作業する
・壁の状況によってはボルトを使用しなくても強力な両面テープを使用して取り付けることもできる。
インターホンの取り付け交換をする際は以上のことをポイントにしてみてください。インターホン工事は危険を伴うものですので、不安な点がある場合はすぐに業者へご相談ください。