コラム
進学や就職のタイミングで、親元を離れ初めて一人暮らしを始めるという方も多いでしょう。初めての一人暮らしはただでさえ心細いのに、なにかトラブルが発生したときにすぐに頼れる家族がいないというのは不安ですよね。
一人で暮らす家に帰っても安心できない、むしろ家に一人でいるのは不安……そんなときに、突然の訪問者があるとドキッとしてしまうこともあるのではないでしょうか。特に一人暮らしの女性の場合、扉の先に知らない男の人が立っていたら怖いと感じる方も多いでしょう。
このコラムでは、訪問者を知らせるインターホンの必要性について解説していきます。インターホンを利用して、一人暮らしの不安を少しでも取り除きましょう。
目次
一人暮らしをしていると、なにかとインターホンが鳴ることが多い……そんな経験はありませんか?訪問者に対応できるのは当然ながら自分しかいません。ですが昼間ならまだしも、夜の訪問者となると少し怖いですよね。
そんなときの訪問者はセールス、宅配業者や郵便配達員など本当にあなたに用がある人かもしれません。ですが、だれかに装い、あなたの家に侵入しようとしている危険な人である場合もあります。
20時以降の遅い時間にだれかの家を訪ねるというのは、訪問される側が迷惑に思ってしまうこともあるので、なにか事情がない限り避ける人が多いです。夜遅い時間の訪問者には、十分注意するようにしてください。
インターホンで相手の姿を確認せず扉を開けてしまうと、もしかしたら事件に巻き込まれてしまうかもしれません。実際に、うっかりドアを開けたら強盗におそわれてしまった、悪質な勧誘だったなんて話もあります。
突然の訪問者に上手に対応するには、どうしたらよいのでしょうか。
訪問者に対応する場合、玄関の扉を開ける際には必ずチェーンなどの補助錠をかけた状態で対応するようにしましょう。特に女性の一人暮らしの場合、男性に力任せに押し入られるような事態を防ぐため、必ずチェーンをかけたうえで対応してください。
宅配便が来た際のハンコを押したり、代引きの対応をしたりということも、チェーン越しでできます。荷物が大きくてチェーンをかけたままでは受け取ることができないときは、ハンコを押したうえで「荷物は玄関先に置いておいてください」と言えば問題ないでしょう。
一人暮らしをしている方のなかには、セールスや勧誘に対応するのが面倒でよく居留守を使うという方もいるでしょう。ですが、実はその居留守、ずっと使い続けると怖いことになるかもしれないってご存知ですか?
居留守ばかり使ってしまうと、その家はいつ行ってもだれもいない家と認識されます。それが、逆に空き巣に狙われる原因になってしまうのです。空き巣は入念な下調べの一環として、あらかじめ訪問者を装ってインターホンを鳴らす場合があります。
それもいろいろな時間帯にインターホンを鳴らし、家主が家に居ない時間帯を調べるのです。そのため、居留守を使い続けてしまうと、在宅しているのにも関わらず空き巣に侵入されてバッタリ鉢合わせてしまうというおそろしい事態にもなりかねません。
一人暮らしの場合、やはりなにかと物騒だということで、インターホンが鳴っても出ないという方が少なくありません。「居留守」という言葉が一般的になったいま、インターホンの存在価値はどうなっていくのでしょうか。
インターホンに出ないという方はやはり割合的に女性のほうが多いようです。インターホンの画面や覗き穴でだれが来たかを確認することはあっても、応答することは少ないといいます。友人や家族が来る予定や郵便物が届く予定がない限り、インターホンに出ることは少ないようです。
一人暮らしの人がインターホンに出ない原因として「もしも不審者だったら怖いから」「勧誘やセールスだったら面倒だから」ということがあげられます。物騒な事件が多いこのご時世、こういう結果になってしまうのは仕方のないことなのかもしれません。
事件に巻き込まれるのが怖くてインターホンに出ないという方もいます。しかし、先ほどもお伝えしたように、居留守を使いすぎることで空き巣に狙われてしまうおそれもあるので注意が必要です。
そうはいっても、一人暮らしの、特に男性より力が劣っていることの多い女性の場合、予定外の訪問者に対応することが不安な方も多いでしょう。このような不安を軽くしてくれるのがモニター付きのインターホンです。
訪問者が一人なのか複数なのか、女性なのか男性なのか、ご近所の顔見知りなのかまったく知らない人なのか、このような情報がわかるだけで不安感は少なくなるでしょう。
いまではモニター付きのインターホンが主流になりつつあります。しかし、昔からある家やアパートなど、なかには呼び鈴しか鳴らないタイプのインターホンしかついていないところもたくさんあります。
インターホンは付け替えが可能ですので、防犯上モニター付きのインターホンに変えたいと思っている方は、まずは業者に相談してみましょう。モニター付きのインターホンには録画機能つきのものなど、さまざまな種類がありますので、自分に合ったインターホンを選ぶとよいでしょう。
モニターがついてなくても、玄関には覗き穴があるんだから、そこから確認すればよいのではないかと思う方もいるでしょう。ですが、家の作りによっては廊下を歩いた音が外にまで聞こえてしまい、訪問者に在宅していることがわかってしまって居留守が難しくなることがあります。
また、なかには「覗き穴を覗くのが怖い」という方もいます。確かに、ドア1枚をへだてた先にいる訪問者を確認するために、息を殺して音を立てずに細心の注意をはらって覗き穴から状況をうかがう……なんていう緊張感がある行為はなるべくしたくないですよね。
そういった場合にも、モニター付きのインターホンはおすすめです。モニターはリビングなどに設置されていることが多く、玄関に近づかなくても相手を確認することができますので、物音で相手に居留守がわかってしまうという可能性も少ないです。
なにかと物騒な事件がおこる近年において、インターホンが鳴っても居留守を使うという人が少なくはありません。とはいえ居留守を使いすぎると、家主が不在と勘違いして侵入した空き巣と鉢合わせてしまうなど、かえって危険なことになるおそれがあります。
しかし、モニター付きのインターホンを利用すれば、事前に相手の姿をモニターで確認できるため、少しは安心して来客対応ができるようになるでしょう。一人暮らしの方は特に、モニター付きのインターホンを利用することをおすすめします。
家のインターホンがまだモニター付きでないなら、一度付け替えを検討してみてはいかがでしょうか。