コラム
「最近ドアスコープの調子が悪いみたい……」「前よりも何だか見づらくなってしまった……」ということでお困りではないでしょうか?ドアスコープは来訪者の確認をするためにとても大切なものですよね。もし調子が悪いのなら取り換えが必要でしょう。
今回は、改めて知っておきたいドアスコープの役割について解説します。そして、じつは多発しているドアスコープでの犯罪被害なども紹介します。
また、故障して取り換えを検討しているご家庭へドアスコープよりもおすすめしている、モニター付きインターホンの紹介もしていきます。
目次
ドアスコープとは、玄関のドアに設置されているレンズのことです。このドアスコープは、どのようなときに使用するものでしょうか。
やはり一番使用する場面は、来訪者の様子をなかから確認するときでしょう。ドアスコープがあれば玄関のドアを開けることなく、相手の様子をうかがうことが可能になります。
このドアスコープは、どのような状態になったら交換するべきなのでしょうか。ドアスコープは玄関の外側と内側の両方から、つねにホコリなどにさらされています。そのため、汚れが付着してレンズが曇ってしまうことがあるのです。
このようなときには、一度ドアスコープの掃除をしてみましょう。ドアスコープ越しに見る外の様子が掃除をしても曇っている場合は、ホコリなどの汚れではなくキズが付いている可能性があります。
キズによる曇りがひどい場合、掃除によって見えやすくするには限界といえるでしょう。そのため、無理に使用し続けるのではなく交換することをおすすめします。
ドアスコープは自分でも簡単に交換することができます。必要なものは、新しいドアスコープと10円玉などのコインのみです。それでは交換方法を紹介していきます。
まずは、交換する古いドアスコープを取り外してください。取り外しは部屋のなかからおこないます。内側から見ると、ドアスコープの周りに溝が入っていることが確認できるでしょう。
そこにコインをはめ込み、左回りにコインをまわしてみると、ドアスコープが簡単にゆるみ取り外すことができます。
そのあと、ドアスコープを取り外した場所の穴の直径をはかりましょう。また、その際にドアの幅もはかっておいてください。そして、ご家庭の玄関にあったサイズのドアスコープを購入してください。
最後に取り付けです。取り外しと同じ要領でおこなえば、簡単にドアスコープの交換は完了します。
先ほども説明したように、ドアスコープは簡単に交換することができます。しかし、内側からだけではなく、外からでも簡単に取り外しできてしまうのです。外側にはコインをはめる溝はないですが、ペンチやドライバーなどでまわせば簡単に外れてしまいます。
もし外側からドアスコープを外されてしまうと、家のなかの様子が丸わかりになってしまいます。また、ドアスコープはサイズが小さいため、取り外されていることに気づけないかもしれません。
外したドアスコープの穴から道具を入れ、ピッキングをして侵入するということも可能となってしまいます。
さらに、このドアスコープですが、じつは外さなくとも外側から内側を見ることができてしまうのです。このような被害を防ぐには、専用のカバーをドアスコープに取り付けることが効果的です。このドアスコープカバーは100円ショップでも購入することができます。
しかし、ドアスコープ専用カバーは壊れたり外れたりしてしまうこともあり、取り付けるだけでは対策として万全ではありません。そこでおすすめするのが、モニター付きインターホンです。
モニター付きインターホンにはたくさんの魅力があります。まず、玄関まで行かなくてもモニターを確認することで来訪者の確認ができます。来訪者とはモニター越しで会話もできるので、安心して対応をすることができるでしょう。
また、録画機能がついているものなら、日中留守にしているあいだにあった来訪の確認もおこなえます。ドアスコープでは留守の際の来訪を確認できませんが、モニター付きインターホンで録画されていればいつでも確認することができるのです。
普段家をあけることが多いご家庭には、とても役立つ機能ではないでしょうか。
また、防犯の面でも便利な機能があります。たとえば、玄関で何か異常が起こっている場合に警告音を出す機能や、インターホンに非常用ボタンが設置されているものもあるのです。
インターホンの交換は、自分でできる場合と業者でしかおこなえない場合があります。コンセント式や乾電池式のインターホンで、取り外した際に玄関の押しボタンとチャイムをつなぐチャイムコードという線が確認できるものであれば、自分での交換も可能です。
しかし、電源コードも一緒に配線されているタイプのインターホンの場合は、配線工事が必要となるため自分での取り換えができません。そのため、このようなタイプのモニター付きインターホンへの取り換えを希望する場合には、業者への依頼が必要なのです。
では、なぜモニター付きインターホンの工事は業者に依頼しなければならないのでしょう。じつは、配線工事をするには「電気工事士」という資格が必要なのです。配線工事が必要となるインターホンの設置は、電気工事士の資格を所持している業者に依頼しましょう。
ほかにも、インターホンの交換経験が豊富である業者を選ぶことも大切です。交換経験が豊富な業者であれば丁寧な工事が期待できるでしょう。また、配線のチェックもおこなってくれるため、配線の引き直しの有無も伝えてくれます。
玄関からのトラブルや犯罪を防ぐために必要なドアスコープ、じつはこれだけでは防犯対策が万全ではないです。もし、ドアスコープが壊れてしまい買い換えを検討していたという場合には、モニター付きインターホンへ換えるという選択肢もあります。
モニター付きインターホンでない場合には自分での設置も可能ですが、せっかく換えるのならば防犯対策として役立つものを選ぶのがおすすめです。
また、取り換えの際は業者に依頼しましょう。その際には、「電気工事士」の資格を取得しているか、インターホン交換の実績があるかを確認しながら業者を選ぶことで、しっかりとした設置をお願いできます。