コラム
ひと昔のインターホンは、モニターがついておらず訪問者の顔を確認できずに応対していました。
しかし、近年では声だけで訪問者を確認するのには不安が残ります。ドアを開けてしまったことでトラブルに巻き込まれる可能性もあるからです。
そこで、モニターでしっかりと顔を確認することができるモニターインターホンが、多くのご家庭で使用されています。防犯面を考えて安心して応対できるため、人気が高まっているのです。
そのため、まだモニターインターホンでないご家庭は交換をお考えかと思います。そして、交換にあたって「交換は自分でも可能なのか?」「どのように自分で交換するのか?」「賃貸でも取り付けできるのか?」そんな疑問を持たれるのではないでしょうか。
今回は、そんな疑問にお答えすべく詳しくご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
モニターインターホンに交換する前に、どんなメリットがあるのかを見ていきましょう。
モニターインターホンの一番のメリットは、モニターにて訪問者を確認できることです。声のみだと、本当にそうなのか確認ができません。
「宅急便です」といわれて出てみたら、全く違う人だったら恐怖を感じるでしょう。とくに、女性の一人暮らしでは、トラブルに巻き込まれる可能性があるので注意が必要です。
モニターを設置することでしっかり顔を確認できます。「いつもの宅配の人だ!」と確認できれば、安心して応対しやすくなります。モニターにて確認し、不審者や知らない人であればインターホンに出ずに不在を装うことができるので、訪問販売などにあたってしまうこともありません。
また、モニターには録画機能があるタイプもあり、どんな人が訪ねてきたのかを確認することもできます。この機能があれば、不在時に来客があったのかどうかも確認できるので便利です。セキュリティ面で安心できるでしょう。
では、モニターインターホンに交換する場合、交換は自分でもできるのでしょうか?
モニターインターホンに交換する前に、自分で交換できるのか確認する必要があります。しっかり、事前にいくつかのポイントを確認しましょう。
まずは、コンセントからインターホンの電源を取っているかということです。ほとんどのインターホンは、コンセントから電気の供給を受けて作動しています。しかし、中には電池で作動しているものもあるので、確認しましょう。
もし、電池で作動していても周辺にコンセントがあれば交換可能です。しかし、周辺にコンセントがない場合は、コンセントの増設などの工事が別途必要になります。コンセントの増設は「電気工事士」の資格が必要なので業者に依頼しましょう。
また、業者にコンセントの増設をお願いするのであれば、同時にインターホン交換もしてもらうとよいでしょう。費用を抑えることもできるでしょう。
2つ目は、インターホンやモニターインターホンで使用する微弱電流を流すコードであるチャイムコードが配線されているかということです。このコードがないと自分で交換するのが困難になります。
そして3つ目は、インターホンの電源が直接コードにて繋がっている場合です。この場合は、自分では交換不可です。電気工事士の資格が必要の交換方法となりますので、業者に依頼しましょう。
以上のことを確認し、それに該当しないことを確認してから交換していきましょう。
【交換にあたって必要なもの】
・モニターインターホン本体
・プラスドライバー
モニターインターホンは、ホームセンターや家電量販店などで購入可能です。訪問の録画や夜間でも相手を映せるようにLEDライトがついているかなどを確認して購入するとよいでしょう。さまざまな商品があるので、ご予算や性能を見てぴったりの商品を購入しましょう。
【交換手順】
① 既存の子機を取り外す
屋外にあるインターホンが子機です。本体をプラスドライバーにてネジをまわして取り外しましょう。
② チャイムコードを取り外す
子機を外すと裏にチャイムコードがつながっています。それも、プラスドライバーにて取り外しましょう。
③ 子機のついていた台座も外す
子機の台座も、プラスドライバーにて外しましょう。チャイムコードのみが残っている状態にします。
④ 新しい子機を取り付ける
本体開封時には、台座と本体はネジでつながっています。そのため、本体下にあるカバーを爪などで押し上げ、見えたネジをプラスドライバーにて外します。
そして、まずは台座からプラスドライバーを使用して取り付けていきます。
通常は既存の台座と同じ大きさであるのでネジ位置も同じ場所にあります。位置が合わない場合はドリルなどを使用して再度新しくネジ穴を作る必要があります。
⑤ チャイムコードを子機に取り付ける
子機の裏にチャイムコードを取り付ける場所があります。固定ネジがついているので、それを緩めてチャイムコードを差し込みます。差し込んだら、再度固定ネジを締めることで固定されます。外れないように、しっかり固定させましょう。
⑥ 子機を台座に設置
子機を台座にはめこみましょう。これで子機の交換は完了です。
⑦ 室内にあるインターホン親機を外す
プラスドライバーを使用して本体を外しましょう。そして、つながっているチャイムコードも外します。
⑧ インターホンを固定していた金属部分も外す
インターホン本体を外すと現われる金属の金具もプラスドライバーを使用して外します。上下のネジを外すと簡単に取り外せます。ときとして、ボート用の金属がついている場合があります。その場間は、金属部分を手で支えながら作業をし、壁の中に金具が落ちないようにしましょう。
⑨ 親機本体を取り付け、チャイムコードをつける
新しい金属部品を同じように取り付けていきます。そして、チャイムコードを子機1のところに差し込みます。子機同様にしっかりと固定させます。
⑩ 親機を金具部分に取り付ける
金具部分に親機を取り付けて交換終了です。しっかり作動するか確認してみましょう。
自分でモニターインターホンを交換することは可能です。しかし、自分ひとりでできるか心配という人もいるでしょう。
自分でやってみたものの、途中でわからなくなった!交換したがしっかり作動しない!そんな事態になってしまうと困ってしまいます。
そのため、もし自分で交換するのが難しい方は業者に依頼しましょう。プロですので、しっかり巣早く交換してくれます。
また、どんなモニターインターホンを選んだらいいのかわからない…。そんなときも業者に相談してみるとよいでしょう。しっかり、お客様にあったモニターインターホンを選んで設置してもらうことができます。
業者に依頼すると、型落ちの在庫などを抱えていることがあります。そのため、お得に交換することが可能かもしれません。一度ご相談されるとよいでしょう。
もし、業者に依頼する場合、よりよい業者に依頼したいものです。どのように見極めればいいのでしょうか?
まずは複数社に見積もりを取りましょう。複数社に見積もりを提示してもらうと、相場がわかります。追加費用が掛かる恐れがあるのかを確認できるので、安心して依頼できます。
次に、業者のホームページなどで施工事例を確認しておくとよいでしょう。どんな施工をしてくれるのか、信頼できるのかが分かります。口コミなどを見ておくのもよい方法といえます。
モニターインターホンに交換したい!しかし、賃貸なので、大掛かりな工事はできない!そんなときはどうしらいいのでしょうか?
女性の一人暮らしだと、防犯面を考えるとモニターインターホンが必要です。しかし、賃貸住宅の場合機能がついていないことも。また、モニターインターホンがついているお部屋は家賃が高い傾向にあるので、あきらめている人もいるのではないでしょうか。
最近では、工事不要のモニターインターホンが多く販売されています。そのため、賃貸住宅であきらめていた人でも簡単に交換できるのでおすすめです。さまざまな商品が販売されているので、ホームセンターや家電量販店などにて探してみるとよいでしょう。
今使用のインターホンをそのまま使用し、カメラだけを追加するという商品もあります。それであれば、ドアの上にカメラを引掛けておくだけでカメラ用のモニターにて確認できるので簡単に設置できます。
今回は、モニターインターホンは自分で交換できるのか。その交換方法をご紹介してきました。自分で交換可能のインターホンなのかを事前にしっかり確認してから、交換しましょう。
そして、自分で交換するのが不安の場合は業者に依頼することをおすすめします。無理をせずにプロにお任せすることで素早く交換できます。
最近では、賃貸住宅でも設置可能の商品もでてきているので、モニターインターホンで防犯対策をしてみてはいかがでしょうか。