コラム
インターホンの調子が悪く、そろそろ変えたいと思っているかたもいるのではないでしょうか。
インターホンを交換するのは、工事が必要で電気屋さんなど業者へ頼まなくてはいけないのでは?と考えるでしょう。しかし、インターホンの取り外しや取り付けは、女性でも初心者でも、やり方さえわかると案外簡単にできてしまうのです。
業者に頼むと値段も心配…という方や、手っ取り早く自分で交換したいと思っているかたはこちらの記事を読んでみてください。わかりやすく手順を解説していますので、よければ実践してみましょう。
インターホンを取り外すのは難しく、工事をしなければいけない、と思われがちです。たしかに配線工事が必要となる場合は、資格をもった専門業者に頼まなければいけません。しかし、「自分ではできない」と諦めることはありません。
いま取り付けているインターホンと新しく取り付けるインターホンによっては、素人でもできることがあります。ここでは、工事不要の自分での取り外し方を説明します。
まずはいま付いているインターホンがどのようなものか、確認が必要です。自分で交換ができるインターホンと、できないインターホンがあるのでしっかり見てみましょう。
◇自分でできるタイプ
◇自分でできないタイプ
自分で取り外しや交換ができないタイプには、たとえば以下のようなインターホンになります。
ご自分の家のインターホンの式型が確認できたでしょうか。
電源コード式と乾電池式は、取り換えができます。しかし、電源直結式は、壁内で配線が繋がれているため電気工事士の資格所有者での作業となります。
素人がおこなうと感電するおそれがあるので、気をつけてください。
室内に設置してある親機と、玄関に設置してある子機を外します。ネジをいくつか外すのでプラスドライバーを用意しましょう。
【親機の外し方】
【子機の外し方】
【注意点】
親機の③で、本体を外すと壁にポッカリ穴が開いていますが、この壁の中(内側)にも実は固定金具があります。外の固定金具のネジで一緒に止まっているので、外の固定金具のネジを緩めると、一緒に壁内の金具も外れてしまいます。
ネジを緩めるときは、手で壁内の固定金具を押さえてください。ネジを緩めて、外すとそのまま下に落ちてしまいます。落ちた金具は壁の中なので、取り出すことができません。必ず、手でチャッチできるよう押さえておきましょう。
新しいインターホンの準備をしましょう。インターホンにはメーカーによってさまざまな種類がありますが、ここでは一般的によくある2種類で説明します。
人が来たとき、家の中から顔が確認できるモニターがついたインターホンへの交換方法です。
ただし、配線によっては自分でできないことがあります。電源コンセントがないタイプや、100ⅴの電流が流れている配線は素人には手が出せません。必ず資格者がおこないましょう。
【子機の付け方】
【親機の付け方】
【注意点】
子機の④で、扱う配線はチャイム用です。ネジの閉めが緩いとチャイムがうまく作動しないのでしっかり締めてください。
親機の②では、本体裏を見ると、「子機1」「子機2」とかいてあるので、「子機1」の方へ2本の線を差し込みます。2本の線は区別がないのでどちらをどちらに繋げても問題ありません。
ワイヤレスには無線です。配線がひとつもない、乾電池で動くタイプです。
もし玄関の外枠のネジ穴が、前と合わなかったときは新しく穴を開けなければいけません。穴を開ける位置を正確に印をつけて、電動ドリルなどで開けましょう。
このとき、ネジと同じ深さの穴にするため、ドリルの先端には、ネジの長さと同じところでビニールテープなど貼って目印にしてください。この方法なら、玄関に穴と開けるときにビニールテープの長さまでしか穴を開けないようにできます。
メーカーごとに多種多様のインターホンが販売されています。
多機能である方が便利な気はしますが、実際には使わない機能なこともあります。購入するときはご自分の家での必要な機能だけに絞る方がよいでしょう。多機能であれば値段も高額になっていくので、パンフレットを見てよく検討してください。
ここでは最近のインターホンにはどのような便利機能があるのかをご紹介します。
・モニター付き
これはもういまでは当たり前のように多くの家庭で普及しています。
訪問者の顔を、ドアを開ける前から確認できるのは安心です。
・画面が大きい
モニターの画面がワイドだと、その分しっかり相手の顔を確認できます。
もし購入を考えているなら解像度もチェックしてください。
モニターが大きくても解像度が低いと、相手の顔がぼやけてしまいます。
・撮影機能がある
外出中に訪問者がいたときに撮影してくれるので、誰が来たのか確認できるように記録しておいてくれます。記録画像にも1枚のみ、連続8枚、登録枚数などいろいろあるので、気になる方はどれくらいが必要か考えましょう。
・スマホと連動している
こちらは外出が多い人にはとても便利です。外出中に来客があるとご自分のスマホにお知らせが届きます。もちろんスマホから応対もできるので、「あと〇分で帰ります」「〇時にまた来てください」など直接、相手に伝えることができます。
いかがでしたでしょうか。
インターホンの取り付けは、特殊な工具や知識は必要なく簡単に交換ができることがわかりました。
今回はおすすめ機能のインターホンも紹介したので、最近調子が悪いな、と思っている方は変えてみてください。変えるときは、まずどのタイプのインターホンが設置してあるかの確認が必要です。
もし、配線工事が必要なタイプだと資格がないと交換はできません。そのときは電気工事士の資格をもった専門業者へ相談しましょう。