コラム
近年高まる防犯意識に対応できるよう、メーカー各社はさまざまな機能を備えたテレビドアホンを販売しています。そこで今回は、最新機能を備えたテレビドアホンのおすすめ機種をご紹介します。
迷惑なセールスにお困りの方、防犯に備えるために新しいテレビドアホンに交換したいという方、ぜひご参考にしてください。きっとご希望にそった機能を備えたテレビドアホンを選んでいただけますよ。
玄関の呼び出しには、チャイム、インターホン、テレビドアホンの3種類があります。なかでもテレビドアホンは、モニターで実際に来訪した人を確認できるので、多くの人が取り付けているのではないでしょうか。
一般的にテレビドアホンは、室内で来訪者を確認するモニターがついた親機と、屋外ドア付近に設置するドアチャイムがついた子機がセットになっています。オプションとして室内子機と呼ばれる受話器型のドアホンをつけられるものもあります。
すっかり定着したテレビドアホンですが、さまざまな機能が開発されていて従来よりも性能が進化しているのです。ここでは、テレビドアホンのおすすめの新機能を目的別にご紹介します。
はじめての人でも使いやすいタッチパネルや、持ち歩きができるワイヤレス型などは、家の中で過ごすことが多い人には便利な機能です。タッチパネルは、モニター画面にあるボタンを触れて操作します。ある程度ガイドが充実していますので、何回も説明書を読み返すことなく直感的に操作できます。
家の中で過ごすときは、いつもゆっくりと過ごしていることはないため、ドアチャイムがあっても気がつかないこともあるのではないでしょうか。何か作業に没頭していることもありますし、動き回って家事をすることもあります。
そんなときはワイヤレス型の親機を手元においておけば、その場で来訪者対応ができます。オプションとして室内子機をつけて、2階部分においておくのもよいでしょう。
来客が多くテレビドアホンを使う機会が多い方は、大画面のものや画像補正機能があると便利に使えます。従来のモニターは3型の大きさのものが多かったのですが、近頃はその倍以上の大きさである7型が登場しています。画面が大きければ、部屋の遠くからでも来訪者の顔が分かりやすいですね。
画像補正は、夜間に映る来訪者の顔を認識しやすいように、自動的に補正をするものです。逆光でも顔がみやすいように画像を処理する逆光補正機能というものもあり、玄関が西向きであれば、こちらをおすすめします。
家を留守にすることが多い方は、スマートフォン連動型を選ぶとよいでしょう。来客があったときにメールで知らせてくれます。画面を見て、誰が来たのかすぐその場で映像を確認することができます。留守中に宅急便が来ていた場合は、再配達サービスを手配するなど臨機応変に対応ができるでしょう。
スマホアプリをダウンロードすれば、リアルタイムにてスマートフォンで対応できます。思わぬ来客があっても、行き違いになることがなくスムーズに対応できて便利です。近所の人と交流が多い方におすすめの機能でしょう。
テレビドアホンの最大のメリットは、来訪者の顔を確認できることです。防犯性を重視して購入したい人が多いと思われます。録画機能やレンズに注目して選びましょう。
録画機能は来訪者を自動で、SDカードに録画や保存ができます。SDカードの容量によっては約3000件の録画も可能なものもあります。1日1組来訪者があってもおおよそ8年分の録画を保存できるでしょう。
また、広角レンズを備えたテレビドアホンなら、広い範囲をモニターに映せます。広角レンズ角度が180度前後あるものを選べば、隠れるようにインターホンを押す不審者も、しっかり映像にとらえられるでしょう。ただし、広角レンズは広い範囲には有効ですが、遠くのものはあまり鮮明ではありませんのでご注意ください。
テレビドアホンには、さまざまな機能があることがわかりました。欲しい機能が見つかったかもしれませんし、一方でこれは必要がないと思ったものもあるでしょう。
では実際に自分が買うときに、どの点を重視すると本当に必要な機能を備えたドアホンを選べるのでしょうか。ここでは、選び方の基準に特化したテレビドアホンのおすすめをご紹介します。
テレビドアホンの価格帯は、1万円から5万円の間が一般的です。できるだけ安いテレビドアホンが欲しいという方は、必要な機能だけを備えたものを選びましょう。
ドアホンではなく、テレビドアホンを希望するという方は、モニターにメリットを感じていることが多いと思われます。ドアチャイムとモニター機能だけのシンプルなものであれば、本体価格は1万円ほどで購入できるでしょう。
テレビドアホンを販売する業者に相談をするのもよいでしょう。さまざまな設置事例がある業者が必要な機能を備えたテレビドアホンを提案してくれます。メーカーにこだわらないのであれば、型落ち商品なども紹介してくれることもあるようです。
来客が多い方や外出で家を留守にすることが多い方は、テレビドアホンを使用する機会が多いのではないでしょうか。使用上のストレスや来客との行き違いをなくすために、便利な機能を備えたテレビドアホンを選びましょう。
ワイヤレス型や室内子機は、持ち歩いて使えるため、広い家に向いています。ただし、ワイヤレス型はテレビドアホンでも最上位の機種ですので、比較的高価です。使用頻度と照らし合わせて購入を検討しましょう。
外出が多い方は、スマートフォン連動型や録画機能が充実したものを選ぶとよいでしょう。ただし、こちらも価格帯は幅広くなります。たとえば、録画できる件数が30件と100件では30件の方が安価です。目的を明確にして、必要な機能だけを選んでください。
テレビドアホンを選ぶ理由で最も多いのが、防犯のためではないでしょうか。子どもへの犯罪や、高齢者への詐欺事件を扱うニュースのたびに、購入を検討する人が増えているようです。自分自身や家族を守るために、必要な機能を備えたテレビドアホンを選びたいものですね。
一番重視したいのは、面識がない来訪者と直接面と向かうことがないようにすることです。せっかくモニターがついていても、来訪者をしっかりと映していなければ意味がありません。
広角レンズは、わざとレンズの死角に入ろうと横にずれる不審者もしっかりと映します。画像補正機能があれば、夜間の不審者の顔も鮮明に映すことができるでしょう。
近年のテレビドアホンの防犯機能はさらに進化しています。窓やドアにセンサーをつけて、テレビドアホンに連携させたものは、非常時に通報をしてくれます。また人物検知機能は、発見次第、不審者を威嚇するために警告音をだして撃退します。
購入するテレビドアホンが決まったら、あとは取り付けるだけです。この章では、ご自身でテレビドアホンを取り付ける際の作業の流れをご紹介いたします。
実際にテレビドアホンを購入するのは、ホームセンターやインターネット通販などでご自身でできます。しかし後述の電源タイプを把握しておかないと、購入後に取り付けができず、結局費用を安く抑えられなかったということもありえます。もし取り付けに不安があれば、ご自身で購入する前に業者に相談してみてください。
取り付けるテレビドアホンの電源タイプによっては、電気工事士の資格が必要なものもあります。ここでは、どのような電源のものが、資格が必要なのかご説明します。
テレビドアホンの電源タイプは、電源コード式、乾電池式、電源直結式の3種類です。電源コードをプラグに差し込む電源コード式や乾電池式はご自身で取り付けすることができます。費用を抑えたい方にはこの2種類が、テレビドアホンとしておすすめです。
一方で電源直結式は、プラグがなく、機器に電源が直結しているものです。プラグ以外から電源を取るのは、電気工事士の資格がないとおこなえません。さらに、テレビドアホンの新規取付だけではなく、すでに使っているテレビドアホンを取り外すこともできないのです。
ご自身で配線をしようと誤って接続をすると、機器が壊れることもあります。そのため、専門的な知識がある電気工事士でなければ、工事ができないのです。
電源直結式は前述の通り、資格がなければ交換ができません。そのため、ここでは電源コード式や乾電池式のテレビドアホンの設置方法をご紹介します。テレビドアホンの取り付けは大きく分けて、子機と親機の2つの機器があります。既設のテレビドアドアホンの取り外しと新設のものの取り付けにドライバーを使いますので、ご用意ください。
ご自身でテレビドアホンを取り付けると費用が安くなることがあります。しかし業者に取り付け工事を依頼することも、安全面や費用面でもメリットがあるのです。ここでは、業者に取り付けをしてもらった方がよいケースや、業者の取り付け工事の流れをご紹介します。
テレビドアホンの電源タイプが、電源コード式や乾電池式であればご自身で取り付けることもできるでしょう。しかし、電源直結式のものは電気工事士の資格がないと、取り付けができません。
近年のテレビドアホンのほとんどは、電源直結式のものが多いようです。これらの取り付けは業者に工事を依頼しなければいけません。
また、電源コード式や乾電池式であっても誤って取り付けてしまうと、本体自体が故障して使用できなくなります。せっかく機能を吟味して選んで購入したものを、壊してしまうおそれがあるのです。もし取り付けに自信がなければ、業者に取り付けを依頼することも検討しましょう。
業者に相談するとテレビドアホンを安く取り付けできるかもしれません。メーカーにはこだわりがないのでなるべく安くテレビドアホンをつけたいということであれば、業者に相談をして必要な機能だけを備えたドアホンを提案してもらえるでしょう。予算や目的に応じたテレビドアホンのおすすめいろいろと提案をしてくれるので、業者にお願いしてよかったという声もあります。
ここでは業者に設置工事を依頼した場合の、工事までの流れをご紹介します。費用は、出張費が約2,000円、設置料金は約4,000円が一般的であるようです。
電源直結式のテレビドアホンであればその工事代が約500円かかるでしょう。既設のドアホンが電源直結式であれば、これも電気工事士による取り外しが必要で、料金が約2,000円かかるのが相場のようです。設置する場所の状況や工事内容によっては追加料金をいただくこともあります。
実際に取り付けを依頼する場合は、業者が設置工事日を事前にメールで連絡します。もし既設のテレビドアホンを外す場合は、外した後の機器はご自身で処分が必要です。
電源直結式のテレビドアホンの取り付けを業者に依頼したい、という方はぜひ弊社にご連絡ください。夜間は受付をしていない業者がございますが、弊社は24時間受け付けておりますので、気になったときにいつでもお問い合わせいただけます。
また、なるべく安い費用で取り付けたい方もぜひご相談ください。テレビドアホンの主要メーカー各種に対応しておりますので、お客様のご希望に沿った商品を提案することが可能です。
テレビドアホンのおすすめをご紹介しました。家の中で快適に過ごすためには、来訪者にどう対応するか、不審者にはどうやって備えるかを対策することは今後ますます重要になるでしょう。
ワイヤレス型やスマートフォン連動型などの便利なものから、防犯性の高いものまで機能はさまざまです。目的を明確にして本当に必要な機能を備えたテレビドアホンを選びましょう。
なるべく安く費用を抑えるために、ご自身でテレビドアホンを取り付けることをごけんとうかもしれません。しかし中には、電気工事士の資格を必要とする機種もありますので、そのときは業者に依頼をしましょう。また、取り付けが不安なときなど、業者に取り付け工事を依頼することも検討してみてはいかがでしょうか。